PASでできることを紹介!

本ページでは、パーシェアナライザ(以下、PAS)でできることや、他の粒子径分布測定機との比較をご紹介します。
PASのさらに詳しい情報をご希望される場合はホワイトペーパー(無料)をダウンロードできます。 また導入のご検討、デモテストや委託分析のご要望は、下記お問い合わせボタンからご連絡ください。

目次
 

PASって何?

SEM測定を「機械的に」「数多くのサンプルで」

PASという測定機をわかりやすくお伝えするために、当社のお客様には、『SEMで行っている測定を「機械的に」&「数多くのサンプルで」再現できる装置と説明しています。
具体的には、液に分散させた0.5から160μmまでの粒子を最大50万個撮像し、粒子径と粒子形状の分布を取得する装置です。

そもそも、画像解析のメリットって?

レーザー回折・散乱法による粒子径測定との違いは?

 

よく使われている
レーザー回折・散乱法

研究・開発から品質管理まで

粒子径分布測定方法の中でよく使われているものは、レーザー回折・散乱の測定方法であると言われています。
実際に当社においても、テストセンターや受託加工サービス、受託測定サービスなどにおいて、レーザー回折・散乱法による粒子径分布の測定を常に行っています。

 

事例でご紹介

体積基準では検出できない微粉が...!

インパクトのある事例を1つご紹介します。
左図が、トナーの標準品をPASで測定し得られた粒子径分布で、上段が体積基準、下段が個数基準です。
体積基準では認識できていなかった微粉が個数基準ではしっかりと検出できていることが分かります。
微細粒子の有無で製品の品質が左右する原材料の管理には、こうした画像解析による個数分布が欠かせないものもあります。

 

PASは小さい粒子の測定
に適している

レーザ式よりも微細粒子の測定に秀でている理由

レーザー式の測定は、体積をベースに測定し、かつ体積基準で頻度分布や積算分布を求めるため、大きい粒子の存在は測定結果に大きく作用します。 例えば、1μmの粒子と10μmの粒子では、体積換算では1000倍の差があります。つまり、10μmと1μmの粒子が一個ずつ観測されると、体積基準での頻度は1000:1になり、圧倒的に10μm粒子が多い、という結果になります。 1μmと10μmの粒子が併存する粉体を考えたときに、1μmの粒子が如何に測定結果に影響しないかが分かるかと思います。 一方、PASは粒子1つ1つの大きさを見るため、測定結果が粒子の大きさに左右されることはありません。

開発に力を入れたポイント

オートサンプラーについて

 

試料自動調整

測定者の属人性排除も

一度に12個まで試料をセット可能で、液の分散、供給を自動で行います。
測定完了まで測定者が装置の前に張り付く必要がありませんので、測定作業の効率化が可能です。 また調整方法や、調整~供給までの時間をそろえることになりますので人的誤差の低減も期待できます。

ご活用いただいている業界

仕様一覧

PAS本体

概略寸法 650 × 500 × 550
概略質量 85
電源 100~240
測定項目 面積円相当径、最大長、長軸径、短軸径、粒子周囲長、包絡周囲長、粒子面積
円形度、アスペクト比、平均輝度値、輝度分散値
平均値、モード値、標準偏差、変動係数、50% 値、大粒子率、 中粒子率、小粒子率
検出粒子数、有効解析数
表示項目 粒子画像、ヒストグラム、スキャッタグラム、積算分布、 重ね合わせグラフ、トレンドグラフ(上記の統計解析項目)、メタデータ、試料データ日付、試料番号、試料名、測定者名
測定範囲 0.5 ~ 160 μm
撮像ユニット (表示範囲)0.5 ~ 300 μm
(表示範囲)0.25 ~ 200 μm
ソフトの操作による
測定時間 約3分(1μmの粒子を1万個計測+自動洗浄)
所要試料量 約5ml(トナーの場合、粉体でおよそ50mg)

オートサンプラ

概略寸法 650 × 500 × 520
概略質量 55
電源 PAS本体から専用コネクタで給電(100~240V/AC、周波数50/60Hz)
80W(皮相電力85VA)
設定可能項目 分散剤量、分散媒量、給液量、PASへの供給量
超音波強度、超音波照射時間、攪拌回転速度、攪拌時間
分散時高さ、攪拌時高さ、吸液時高さ
各種洗浄条件
超音波ユニット 15
攪拌部 10~800
サンプル容器 ガラス
40ml/OD Φ40mm × H40mm
サンプルホルダ X-Y ステージ方式
12個

ご導入お考えの方は、
お気軽にお問い合わせください。

製品ご発注までの流れ

お問い合わせ

加工対象(原料)、内容、納期、その他お気軽に下記フォームよりご相談ください。

 

概算見積のご提出

お客様とのヒアリング結果よりオプションなどを検討の上、概算の見積を提出いたします。秘密保持契約の締結も可能です。

 

デモテストのご提案

概算見積に関しまして、金額にご検討の余地がありましたら、弊社のデモ機にてデモテストの実施をいたします。

 

詳細見積

デモテストにて、ご要望の測定ができることが確かめられましたら、詳細見積を作成いたします。納期に関してもお伝えいたします。

 

ご発注

ご注文書受領後、装置を製作いたします。装置完成後、ご納品および機器調整に伺います。

FAQ

はい、可能です。弊社営業、もしくは受託測定サービスに問い合わせください。また、本ページで無料提供しておりますホワイトペーパーでも測定事例をご紹介しています。

問い合わせをする ホワイトペーパーをみる

「測定範囲」は、PASで粒子径(円相当径)が計測できる大きさの範囲を指しています。PSL粒子径を用いて実際に計測ができたことを確認済みです。
一方、「表示範囲」は、粒子の有無が確認できる粒子径の大きさの範囲を指しています。「表示範囲」内であっても、「測定範囲」に収まっていない場合は、粒子径の計測については正確性に欠ける(もしくは計測できない)場合があります。
本内容の詳細は、弊社営業まで問い合わせください。

問い合わせをする

およそ3営業日頂いております。

各種部材の仕入状況で変わってきますので、弊社営業にお問い合わせください。

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弊社のマテリアル事業本部までご依頼ください。次のボタンよりお問い合わせください。

シース液購入のご依頼はこちら

既設のメンテナンスも承っております。ご依頼の際は、次のボタンよりお問い合わせください。

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大阪府枚方市の技術開発センターでデモテストを実施しています。

基本的には有償での対応となります。
テストに必要な原料の量ですが、ほとんどの場合、粉体で、1サンプル:20mlもあれば十分測定可能です。しかし、粒子のサイズによる部分もございますので、詳細は弊社営業にお聞かせください。

テストを依頼する

はい、ございます。弊社の受託測定サービスにて、PASの測定を承っております。
弊社受託測定サービスの特設ページがありますのでご覧ください。 見積提示など、ご用命の際は、同ページのWEB問い合わせフォームよりご連絡ください。

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